Encoding Guide
細部を制御し、さらに速く届ける
圧縮設定・色管理・Retina 出力・配信戦略はセットで考えるべき要素です。ここでは判断ポイントとチェックリストを整理しました。
圧縮と品質パラメータ
quality スライダーで結果を即確認できます。おすすめ手順:
- PNG 無損:もっと小さくしたいなら WebP 無損へ。256 色以内なら Indexed PNG も検討。
- JPEG:0.7 から段階的に下げ、0.4 以下に一気に落とさない。バンディング発生を避ける。
- AVIF / WebP:0.45 / 0.6 / 0.75 を試し、サイズと見た目のメモを残す。
バッチ出力時は「ファイル名 / 形式 / 品質 / サイズ」を記録すると、関係者への説明が楽になります。
色空間とダイナミックレンジ
ブラウザーは基本的に SDR / sRGB で表示します。Display P3 や HDR ソースの場合:
- 書き出し前にデザインツールで sRGB に変換し、ブラウザー側の変換で色ズレしないようにする。
- HDR を維持したいなら AVIF (10-bit) を
<picture>+type="image/avif"で提供し、sRGB 版も併せて用意。 - スクリーンショットに Gamma / ICC プロファイルが含まれるか確認し、必要なら ImgEasyResize で再出力する。
命名・バッチ・バージョン管理
Queue を活用すると複数画像への設定コピーが素早く行えます:
- 素材をすべて追加 → 1 枚目でクロップ・形式・品質を決め → 「次へ」で設定を引き継ぐ。
- バッチダウンロードはファイル名を維持するので、
hero-homepage@2x.avifなどの命名ルールを崩さない。 - 出力パラメータを README や issue に残しておくと、後日の調整がスムーズ。
配信戦略:読み込みとキャッシュ
最適化されたファイルも配信方法次第で効果が変わります:
- HTML:
<picture>+srcsetで複数サイズを用意し、loading="lazy"を併用。 - CDN:30 日以上の長期キャッシュとバージョン付き URL で、必要時に即更新できるようにする。
- Retina:2x / 3x サイズの画像を書き出しつつ、CSS では表示サイズを実寸に設定しシャープさを保つ。
セキュリティとインラインエンコード
Base64 や data URI を使う場合は次を確認:
- ファイルサイズ:Base64 は約 33% 膨らむため、小さな UI 要素に限定する。
- キャッシュ:インライン画像は HTML / CSS 更新と同時に再配布されるため、高頻度で変わる少量の要素に向く。
- CSP:Content Security Policy を使うなら
img-src data:を許可に追加。
ドメインのホワイトリストを採用しているサイト(ImgEasyResize も同様)では、使用する CDN / サイトをすべて許可に入れ、画像がブロックされないようにしてください。